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エンジニア35歳定年説の真意とは?エンジニア人生に存在する貧困リスク

この記事の文字数は、3,685 文字です。

エンジニアの世界は技術の習得が必須です。 しかし、その習得した技術に仕事はあるのか? その仕事は何年も稼ぐことはできるのか? エンジニアになれば将来安泰なのか? 実はエンジニアとして技術を追う限り、常に貧困のリスクにさらされています。

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こんにちは。ナオツです。

久しぶりのブログ更新です。 実はこのサイトの大幅な改修をずっと対応してました。 サボっていたわけじゃないです。。。笑

さて、対応が完了しましたのでボチボチ書いていきます。

先日上記のツイートをしました。 今回のテーマは「エンジニアのライフプラン」について僕なりに考察します。

エンジニア35歳定年説の意味

IT業界に入ると必ずといっていいほど遭遇する言葉です。

「エンジニア35歳定年説」

元はというと「35歳以上になったらリーダーやマネージャーになってくださいね」という企業側の願いから生まれた言葉です。

35歳を越えると頭の回転が遅くなってプログラミングができなくなる、という意味ではありません。

35歳以上の〇〇事情

給料事情

僕はSIerに新卒で入社し、エンジニア1年目の初任給は20万弱でした。 そのとき同じチームにいた40歳のチームリーダー兼テックエンジニアの方に給料を聞くと、25万程度とのことでした。

そうです。

20年働いても大して変わらないんです。

フリーランスの場合は、相場として週5日程度稼働して、収入の合計が月70~80万です。 たしかに金額だけ見ると、正社員より大きく変わります。

しかしフリーランスは税金を自分で払う必要があります。 税金や保険を差し引くと、正社員でいうところの月35万程度の給料と同等です。

正直、「正社員よりちょっと良い」くらいですね。

出向事情

エンジニアは1つの現場に長く居座ることはほとんどなく、色々な現場に転職することが多いです。 SIerやSESであれば、会社に所属しながら数年置きに客先へ出向することがほとんどです。

その場合、会社の売り上げの要になっているイチオシ案件に出向することもあれば、 誰もやりたがらないレガシーシステムの保守案件に出向することもあります。

前者の出向であれば新しい技術を吸収して、優秀なメンバーと一緒に仕事できるので、モチベーションを保ちながらエンジニアとしてメキメキ成長できることでしょう。

一方、後者の出向は「会社に期待されていない社員」「急に空きができてしまったので、その穴埋め」として選出されることが多くあります。 とくに子会社があるような企業では、子会社に出向してしまう方も数多くいらっしゃいます。

「案件ガチャ」 なんていう言葉もありますが、多くの場合将来性のある案件にいけるかどうかは、「エンジニアの技術力」もさることながら「運」によって左右されることが多いのです。

マネジメント職事情

プロジェクトが発足して一番に必要なのが「プロジェクトマネージャー(PM)」です。 前述した通り、SIerやSES企業は「35歳以上になったらリーダーやマネージャー(PM)になってくださいね」と思っています。 その理由は、PMできる人材が増えれば、抱えられる案件数を増やせるからです。 いわば、会社の売り上げを伸ばせるからに他なりません。

エンジニアとしての仕事からマネジメント職に移行していくのが企業の求めることであり、エンジニアの出世街道と言われたりします。 ここで給料が上がって40万前後になることが多いです。

しかし、マネジメント職はそれに引き換え、余りある大きなリスクを背負うことになります。

それが、

対人関係のストレスです。

マネジメント職は、

  • クライアントとの顧客折衝
  • 会社トップとのコスト絡みの調整
  • チームの管理

などの仕事を行います。 今までコードや設計書を書いてきた人間が、まったく別のジャンルの仕事にジョブチェンジするのと同じです。

当然急にプログラマーからマネジメントに抜擢されるわけではありません。 徐々に管理の一部の仕事を任せられ、だんだんとプログラミングの仕事が減り、管理の仕事が増えていくイメージです。

しかし、人には向き不向きがあります。 すべてのエンジニアがマネジメント業務に移行できるわけではありません。

IPAの資格で「プロジェクトマネージャー」という資格がありますが、そのような小手先のスキルで対応できるプロジェクトはほとんどありません。

それもそのはず。 対人関係のスキルを教科書やテストで賄えるはずがありません。

ここで対人関係のストレスに耐え切れず、鬱になってしまう方が多いのです。

IT業界で鬱になる可能性が一番高い職種はPMやリーダー職だと考えられます。

僕もこのマネジメントをやるようになってから、心身のバランスを崩して休職したことがあります。

では、マネジメント職にならず、ずっとエンジニアを続けていた場合はどうでしょう?

貧困リスク

顧客に人生をかけるということ

エンジニアでいる場合、企業側の案件ガチャの結果レガシーな案件に参画を余儀なくされることがあります。

ここで「どんな現場に飛ばされても、お客さんのためにベストを尽くすのがプロ」と仰るかたもいらっしゃるかと思います。

冷静に考えてくださいね。

それは企業の都合です。

その顧客は、本当にあなたの人生をかけてまで尽くすべき大事な存在ですか?

あなたの技術が使われなくなる日

あなたの技術は企業に「使われる」ことで、はじめてお金を稼ぐことができます。 IT業界はユーザーの求めるレベルが日々高くなっている現状です。 しかも技術の革新が他業種より格段に早いから、常に技術を磨き続けなければならないのです。

技術を磨けないエンジニアは、やがて「会社のお荷物」になり、あなたの技術は使われなくなります。 使い道を失ったら、企業はレガシーな案件や子会社にあなたを出向させ、お払い箱にするのです。

もしそうなったら、

100%給料が下がります。

僕が知る限りでは、月16万まで給料が落ちた方がいらっしゃいます。

レガシーな案件は慢性的な人手不足なので、余暇時間で新しいことを勉強する機会も奪われてしまいます。 また、まわりにそういう人間がたくさんいるので、自己研鑽するモチベーションはほとんど上がりません。 そして自己研鑽に励まず、日々飲み屋で仕事の愚痴を言って、ほとんど何も生産しないまま一日を終えていきます。

この時点でエンジニアとしての人生は「詰み」です。

いつまでも技術を追うのは不可能

とはいえ、何歳になっても最新の技術を身に着けて最前線でエンジニアの仕事をすることは、ほぼ不可能です。

やることが多すぎるからです。

例えば現状フロントエンドの仕事をするだけでも、

  • HTML
  • CSS
  • JavaScript
  • ECMAScript2015
  • webpack
  • node.js
  • TypeScript
  • React
  • Next.js

などを覚える必要があります。 ここまでできてフロントエンドエンジニアは第一線で戦えます。

同様にバックエンドやインフラもたくさん覚えることがあります。

技術はこの先も進化し続けるので、この先も無限に勉強していかないとエンジニアとして仕事を続けることはできません。

前述しましたが、技術が追えなくなったらエンジニアとしてお払い箱になり給料がどん底まで下がります。

つまり、エンジニアとして技術を追う限り、常に貧困のリスクにさらされているということです。

一度貧困状態に陥ると、戻ってくるのは至難の業です。

日々の仕事だけで1日が終わってしまい、自己研鑽に励む時間を捻出することはほぼ不可能です。

では、いったいどうすれば良いのか? エンジニアになる時点で「詰み」なのか?

いえ、決してそんなことはありません。

あとがき

いかがだったでしょうか。 エンジニアを続けることに貧困リスクが存在するということが少しでも伝えられたかなと思います。

ちなみにこの話に出てくるSIerは、テレビCMもやってる日本の大手企業です。 もともと中堅SIerでしたがM&Aを繰り返し、何度も何度も合併を繰り返すことで技術についていけないエンジニアが浮き彫りになり、多くの社員が子会社に出向させられてしまいました。

合併すると社内の技術格差がさらに顕著になってしまうようです。

日本には数多くの「詰みエンジニア」が存在します。

月16万の給料でローンや保険の支払い、お子さんがいらっしゃる方は学費の捻出。。

これでは生活にゆとりはありません。

次回は、この問題に関して貧困リスクを回避する1つの回避案をご紹介できればと思います。

次回の記事はこちら

ホーム生活学びエンジニア35歳定年説の真意とは?エンジニア人生に存在する貧困リスク

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