目次
フリーランスでエンジニアをやっていると在宅ワークも多くなります。 家で作業するだけでなくカフェなどで仕事をする方も多いのではないでしょうか?
ノートPCを使って普段外で仕事をしていても、家では大きなディスプレイに繋ぎ、外部キーボードを使用されている方が多いかと思います。
僕はノートPCと外部ディスプレイを並べた「デュアルディスプレイ構成」にしてます。
外部ディスプレイを接続しても、中にはノートPCを中心に置いてノートPCのキーボードを利用されている方も多いかもしれません。
僕の場合は、大きなディスプレイを中心に配置したほうがプログラミングするのに効率が良いので、上の画像のようなデュアルディスプレイ構成にしています。
ただ、この方式にするとどうしても外部キーボードが必要になってきますよね。
また家ではノートPCでなく、デスクトップPCを利用されている方も同じことに悩むかと思いますので最後までご覧ください。
配列について
日本で手に入るキーボードの配列は主に、
- 日本語配列
- 英語配列
です。 前者はEnterキーがカギ型で大きく、後者は細長いのが特徴です。 アルファベットの配置は変わりませんが、記号の配置が違うのも大きなポイントです。
日本語配列がオススメ
エンジニアの中には英字配列のキーボードを使ってらっしゃる方が多くいらっしゃいます。
理由は Enterキーが近いから です。
ホームポジションを崩さず、小指でEnterが届くというのが人気みたいです。
ホームポジションとは 左右の人差し指を、それぞれ FとJにおき、 A S D F(左手) J K L ;(右手)に人差し指から小指まですべておくポジションのこと。
タイピングが多い方はそれがメリットなのかもしれません。
しかし、英語配列にはデメリットもあります。
「日本語⇔英語の変換がひと手間多い」
日本語配列であればキーボードの左上あたりに切替キー「半/全」が配置されてますが、 英語配列ではそんなキーはありません。
英語配列で日本語に切替するときは、Windowsの場合「Alt + `」です。 別のショートカットにも切替は可能なんですが、2個キーを押下しなければなりません。 「半/全」を1回押すより面倒なんです。
エンジニアの仕事はコーディングだけではありません。
- コードの中に日本語でコメントを書く
- 仕事中にチーム内でチャットのやり取りを日本語で行う
- コーディング中に日本語でGoogle検索する
など、たびたび日本語に切り替えるシーンは多いのです。
この作業を最大に効率化できる、というのが英語配列より日本語配列が優れていると思う根拠です。
日本語切替をもっと便利に
日本語を切り替える「半/全」キーって遠くないですか? これも変えましょう。
日本語配列だとスペースキーの両脇に「無変換」「変換」というキーがありますよね?
これ使いますか?
実はMacBookのキーボード配列は「無変換」の位置に「英数」、「変換」の位置に「かな」となっています。
Macは、今どちらの入力モードだろうと、「英数」を押せば英数字になるし、「かな」を押せば日本語入力になります。 つまり、今どちらの入力モードか気にしないで良いんですね。
これを「無変換」「変換」キーに割り当ててしまいましょう。
IME変更手順
まずWindows下部のタスクバーからIMEを右クリックします。
「プロパティ」を選択すると、IMEの設定画面が表示されます。
「詳細設定」を押下するとIME詳細設定画面が表示されます。
編集操作というところから「変更」をクリックします。
下のほうにスクロールしていくと「無変換」「変換」があると思いますので、「入力/変...」という列で右クリック→「変更」とします。
そうすると、割り当てるキーの一覧が出てきますので、
- 無変換 → IME-オフ
- 変換 → IME-オン
に変更すれば完了です。 これでホームポジションのまま親指で英数字⇔日本語の切替が出来るようになります!
メカニカルか静電容量無接点方式かパンタグラフか
キースイッチは奥が深いです。 ここがキーボード沼と言われる所以です。
ただ注意が必要なのは、ノートPCのキーボード配列とメカニカルキーボードや静電容量無接点方式キーボードの配列は微妙に違うということです。
キーボードの配列が微妙に違うのが辛い
ノートPCの多くは、Ctrlの右にFnキーがあることが多いです。 一方、メカニカルキーボード等ではそれがなく、スペースキーの右側のどこかにある場合が多い傾向にあります。(各社バラバラ)
つまり、普段外部キーボードで作業していて、いざノートPCのキーボードに戻ると、感覚が狂ってミスタイプしてしまいます!
これは微妙な違いですが、著しく生産性を下げるものだと思ってます。
とくに、VS Codeなどで矩形選択する場合はAltキーを使用しますので、この位置がずれているとキーボードを変更した際にミスタイプとなるのです。
パンタグラフを勧める理由
そこで、僕はパンタグラフキーボードをオススメしています。 外付けのパンタグラフキーボードは、なんとノートPCと同じくCtrlの右にFnキーがあるのです。 つまりキーボードを変更しても、調子が狂わないということですね。
しかし、僕はそもそもタイピング自体の生産性を疑っています。
単位時間あたりにキーボード打って生産できる文字数って限界がないでしょうか?
パンタグラフだとコピペが容易にできることもオススメする理由です。
メカニカルキーボードや静電容量無接点方式では、キーストロークが深いので「Ctrl + C」→「Ctrl + V」がやりづらいのです。
- メカニカル等:4mm程度
- パンタグラフ:2mm程度
これが生産性に大きく影響します。 コーディングする上で「コピペ」は非常に多用します。 入力するより早いからですね。 コピペがもっともやりやすいのがパンタグラフのキーストロークなのです。
オススメのパンタグラフ
下記が僕の愛用している外付けのパンタグラフキーボードです。 テンキーレスの上、さらにコンパクトなモデルです。 これはコピペするときにマウスによるドラッグが必要です。 マウスとの距離が近い方が作業が捗るからです。
有線タイプなら価格が2,000円程度なのも嬉しいですよね。 壊れてもあまり気になりません。(笑) といっても僕は1年くらい使ってますが、まったく問題ありません。 興味が湧いた方は是非お試しください。
スリム Bluetoothキーボード USB充電式 静音キー テンキーなし コンパクト 薄型
どうしてもメカニカルならロープロファイル
ロープロファイルとは
ロープロファイルのキースイッチとは、メカニカルキーボードでありながらキーストロークが浅いタイプのキーボードです。 パンタグラフは若干キーの押下圧が強いので、ずっと打っていると疲れてきます。 メカニカルキーボードの良いところは、軽いタッチで打てるということなんですね。
ロープロファイルなので、上記で問題提起したコピペの操作もやりやすいです。 パンタグラフのタイピングが気に入らない!という方は下記をお試しください。
FILCO Majestouch Stingray FKBS91XMSS/NB Low Profile Speed Switch テンキーレス 日本語かななし ロープロファイルメカニカルキーボード
まとめ
いかがだったでしょうか? 完全に僕の私見にまみれた考察です。(笑) ですが、実はこの結論を導くのに何年もかかってます。
何個もキーボードを購入しては、変更・・・の繰り返し。
皆さんが「キーボード沼」から少しでも早く生還でいることを祈って。
それでは、また。