WordPressは稼げない?「エンジニア」が目指すブログサイトとは

この記事の文字数は、4,895 文字です。
ブログサイトを作って収益化。 いずれは仕事しなくても毎月収入が入ってくるようになりたい。 でも、ブログって日の目を見るまでめちゃくちゃ時間かかるんです。 それまでどうやって生活するんですか?
目次
こんにちは。ナオツです。
皆さんはブログサイトを構築したいと思ったことはありますか?
- ブログサイトにアフィリエイト広告を載せて収益化したい。
- いずれは仕事しなくても毎月収入が入ってくるようになりたい。
わかります、わかります。
そこで今日は、ブログサイトの代名詞である「WordPress」ついてお話させてください。
WordPressは使わない?
先に言っておきますが、当サイトではブログサイトを構築するのにWordPressは使いません。
WordPressとは オープンソースで提供されているブログシステムのソフトウェア。 PHPで実装されていて、MySQLに記事データを登録する仕組みです。 実装というよりは、設定でポンポンできてしまいます。 公式サイトはこちら
WordPressのサーバー構成
これまで当サイトではブログサイト構築を軸に、どんなサーバーが必要なのか説明してきました。 必要なのは、下記の4つのサーバーでしたね?
- 公開用フロントエンドサーバー
- 管理者用フロントエンドサーバー
- バックエンドサーバー
- データベースサーバー
WordPressはこれら4つのサーバー機能が1つのコンピューターで実現されています。
これが「WordPress簡単」というのが売りになっている理由です。
目的の再認識
あなたの目的が 「効率良く稼ぐこと」 なのであれば、ブログサイトを育てていく過程を考えて運営した方が得策です。 もしエンジニアとしてサイト構築する気があるのであれば、下記が可能になります。
- ブログサイトを構築できる(これは当然ですね)
- 実際に実装することでエンジニアとして使えるスキルを身に着けられる
- 自分のポートフォリオを作成できる
WordPressでもブログサイトを構築するだけなら可能です。 しかし、エンジニアとしてのスキルが磨かれることはありません。
何せほとんど実装することはありませんから。
ここを自分で実装すれば、エンジニアとして「稼げるスキル」を磨くことが可能です。
さらにブログページだけでなく、自分のプロフィールやポートフォリオを載せることもできます。 つまり、転職に役立てることもできるんですね。 しかも「自分で実装した」となればなおさら有利です。
案件数と単価で比較
業界最大手のフリーランスエージェント「レバテック フリーランス」で案件数を比較してみましょう。
React
WordPress
結果、Reactの求人数は現時点でWordPressの 約6倍 でした。
案件の月単価は、
- React: 平均70万円前後
- WordPress: 平均35万円前後
ReactはWordPressの約2倍違います。
同じ時間勉強して、契約できる案件の母数が6倍。 同じ時間稼働して、もらえる報酬は2倍。
どちらが良いですか?
リモート案件で比較
続いて、リモートワーク可能な案件に絞って比較してみましょう。
React
WordPress
なんと、、、10倍以上違います。 シビアですが、これが現実です。
サーバー管理費で比較
ReactでもWordPressでも、サイト構築にあたりドメインの購入は必要です。 当サイトでは「お名前ドットコム」で購入しました。
いろいろオプションがついて、年間で1500円程度です。
React
以前の記事でご紹介しましたね。 Reactでブログサイトを作るには、SSGサーバーを構築できるNext.jsというフレームワークを使うのが簡単です。
サーバーの運営自体はすべて完全無料でいけます。
WordPress
ブログサイトで必要なサーバーは下記の4つですが、
- 公開用フロントエンドサーバー
- 管理者用フロントエンドサーバー
- バックエンドサーバー
- データベースサーバー
前述の通り、WordPressは4つの機能が搭載された1つのサーバーを管理すれば良いのです。 管理は簡単かと思われますが、逆に考えると 「4つの機能を詰め込んでいるのでサーバー管理費が高い」 ということです。
↓のサイトが参考にできますので是非ご覧ください。 WordPress開設にかかる費用を品目別解説
大体、 年間1万円前後 かかります。
本気で始めようという方は良いかもしれませんが、 「ちょっと興味があるから始めてみよう」という気になれる人は少ないんじゃないでしょうか?
スキルの需要で比較
React
Reactはフロントエンド業界ではもっともニーズがある、ということを以前の記事で紹介しました。 とくにワールドワイドで活躍できるスキルです。
WordPress
WordPressはPHPというプログラミング言語でカスタマイズ可能です。 残念ながらPHPは少し落ち目です。 現時点ではRuby on Railと同じ立ち位置なので、PHP自体の需要は残っています。 しかしながら、PHPで構成されたシステムをもつ企業さんは、管理の大変さから、これから別の言語への移行を始めようとしている傾向が強いです。 ですので、これからPHPを学ぶのは得策ではありません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今日は WordPressよりReactのほうが断然稼ぎやすい という話をしました。
「ブログを書いて稼ごう」と思うのは大変結構です。
でも、ブログは日の目を見るまで3年くらいかかると言います。
- 今の仕事を3年続けたいですか?
- 給料は今のままで良いですか?
- ブログを書きたいのに、 フルタイムで働いていたら記事書く時間減りませんか?
良質な記事をたくさん書くためにも、サイト構築にただ簡単な方法を選ぶのではなく、現実的な数字を見て少し遠回りするのは、最終的に「稼ぐ」ことへのコミットになるのではないでしょうか?
WordPressは簡単にブログサイトを構築できますが、WordPress自体のスキルを極めても稼ぐことに関してはかなり難しいんです。
ブログで稼ぎたいと考えても、Reactのスキルを同時に身に着けていれば、ブログ執筆と並行してエンジニアとしても効率よく稼ぐことができますね。