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フロントエンドで「Next.js」を選ぶ理由②:世界のニーズはReact一強

フロントエンドで「Next.js」を選ぶ理由②:世界のニーズはReact一強

この記事の文字数は、3,240 文字です。

ReactとVue.jsを「検索トレンド」や「採用ニーズ」という観点で比較すると、大きな違いが見えてきます。 あなたは今後、日本でずっと働きたいですか? それとも世界で活躍できるエンジニアになりたいですか?

検索キーワード
Next.js
React
Vue.js

こんにちは。ナオツです。

前回の記事では、フロントエンド業界でスキルを選ぶなら、Nuxt.js(Vue.js系)よりTypeScriptで実装しやすいNext.js(React系)を選ぶのが得策であるという話をしました。

Next.jsとTypeScriptの親和性についてはこちら

フロントエンドのフレームワークにNext.jsを採用する理由は、もう一つあります。

Vue.jsと比較して、Reactは世界的に圧倒的な採用のニーズがある

という事実です。

Next.jsとは Reactを使って、SSR・SSGサーバーを構築できるようにしたフレームワークです。

SSRやSSGについてわからない方はこちら

この記事では、「検索トレンド」「採用ニーズ」という観点でReactとVue.jsを徹底的に比較していきます。

まずは、比較対象であるVue.jsから見ていきましょう。

Vue.jsの採用ニーズ

Vue.jsの特徴

Vue.jsは下記の特徴があります。

  • 普通のマークアップに近い実装(1ファイルにHTML,CSS,JSを実装する)
  • 「簡単さ」が売り

ReactはクセのあるJSXという記法を使うため、初学者にとってはややとっつきづらいものでした。

実装量も増えがちで Reactの難易度は高い という評価も根強く残っています。

Vue.jsは Reactと同じことをもっと簡単に書こうよ という思想で作られているように感じられます。(主観)

Vue.jsは日本を含めアジア圏で採用ニーズがある

とくに日本では、日本語のドキュメントが整備されていることで人気を博しています。 なぜなら「誰でも簡単に始められるから」です。 そこで スタートアップ企業 などに採用されるケースが多く、日本での採用ニーズは高い傾向になるわけです。

日本語のVue.js公式サイトはこちら

また、Vue.jsは主に中国のエンジニアが中心になって開発されたフレームワークです。

開発チームはこちら

それも手伝ってか、アジア圏全体で人気が高い傾向にあるようです。

下記は、Google Trendsで日本において「Vue、React、Angular」を比較したものです。

Google Trendsとは Googleが提供しているサービスで、「どの地域で」「いつ」「どのような言葉」が検索されたのかその傾向をグラフとして表示してくれるもの。

日本の検索キーワード比較

現在のトレンドはこちら

ご覧の通り、Vue.jsとReactは僅差であるものの、ややVue.jsのトレンドが高いことがわかります。

Angularは・・・(以下略)

Reactの採用ニーズ

Reactの特徴

一方、Reactは下記の特徴があります。

  • Vue.jsと比較して世界的に採用のニーズがある
  • JSXでViewを実装するので、初学者はとっつきづらい。が、最近改善された。

ReactはFacebook社が開発したフレームワークで、欧米ではとくに人気があります。

また、実装レベルでJSXという記法が初学者にはとっつきづらいものの、2019年中旬にHookという機能がリリースされたことによって、とても実装しやすくなりました。

それまではVue.jsのような「簡単さ」はなかったのですが、ここにきてReactにも「簡単さ」が加わった印象です。(主観)

詳しくは今後の記事で紹介していきます。

Reactは世界的に採用のニーズがある

世界における検索ワードのトレンドを見てみましょう。

世界の検索キーワード比較

現在のトレンドはこちら

なんと React>Angular>Vue という結果なんですね。 前述の日本での検索ワードのトレンドと比較すると大きな違いです。 あれだけAngular不人気を紹介してきたのに、Vue.jsはそれをも下回ってしまいました。

つまり、 世界的には圧倒的にReactが人気 であると言えます。

これは同時に、もっともアプリケーションのフレームワークにReactが採用されており、採用ニーズも高くなる傾向があることを示唆しています。

ここからは私見です。

現在日本ではVue.jsとReactの採用ニーズはほぼ互角です。 ですが、この先数年を考えると、

日本の企業だけで働いてて良いのか?

という疑問があります。 日本の企業で開発していくだけでも生活はできるでしょう。

しかし、もっと条件の良い案件を探すなら、海外に目を向けても良いはずです。

僕はReactを学習して、海外の案件にも裾野を広げることができるなら、それがもっとも 選択肢の母数を最大化できる のだと思うのです。

「日本企業の案件しか選べない」というのは、「稼ぐ」という観点で自分の首を絞めていることにはならないでしょうか?

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は「検索トレンド」「採用ニーズ」という観点で、ReactとVue.jsを比較してみました。

Next.jsは、Reactの知識があれば実装可能です。 95%はReactの実装をしていくからです。

Reactを学べば、 世界で活躍できるエンジニアになれる 。 さらに、Next.jsを学べば、 SSRやSSGにも対応でき、フロントエンドのあらゆるニーズに答えることができる

というわけです。

最新のフロントエンドスキルを学ぶ方法はこちら

次回は、Next.jsをオススメする最後の理由、

無料サーバーが使える

という点についてご紹介していきます。

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